2007/06/03

Big News■

Big News■

Big News■

昇降盤(丸鋸盤)に福音を!!

 

車のエアーバッグのような画期的な昇降盤をご覧あれ

 
ごく一般的に利用されている昇降盤(丸のこ盤) ↓

‐‐まずはご覧あれ--

(どれほど多くの人たちの指を破断してきたか、これからも何人の手や指を切り刻むのか、危険な昇降盤たち)

最新型の昇降盤(テーブルソー)/SawStop社製
このテーブルソーが人体と木材の差を検知して、鋸刃の歯が作業者の靭帯、腱、骨を引き裂く前に瞬時に回転刃を停止し、収納部に後退させるのである。

 

SawStopはどのように指を救うのか

人体の接触を検知するため、信号発生器によって500kHzの正弦波電流が鋸刃に加えられる。木工職人が刃に触れると、触れた指は「刃の一部になる」

 

刃に隣接した電極がセンサーとなり、配線を通して信号を電気回路に送り返す。次に、回路内の米Texas Instruments社のデジタル・シグナル・プロセッサ(DSP)とアナログ・デジタル変換器が、アナログ信号をデジタル変換する。6マイクロ秒ごとに、DSPは刃の電圧をサンプリングし、人体に刃から電流が漏洩することにより生じる特徴的な電圧降下がないか、監視をおこなう。「ここで、独自に開発したソフトウエア・アルゴリズムを用い、電圧の振幅を時間の関数として観察する。鋸刃の歯が断続的に皮膚を切り、塩分を含む濡れた組織を通って動く時の電圧降下である。この皮膚組織は電気をより効率的に伝える。電動度が上がれば、鋸刃からより多くの電流がながれ、電圧が降下するのである。電圧を時間の関数として感知することにより、システムは静電容量を推測し、刃が人体に触れているかどうかを決定する。

 

4000rpmで回転している刃を、1000分の数秒の間に停止されなければならない。これを実現するため、圧縮されたばねを採用し、0.25mm(1000分の10インチ)のヒューズ線でそれを固定した。DSPが人体を認識すると、コンデンサーに信号を出し、電流を送って、ヒューズ線をおよそ100万分の15秒で蒸発させる。ヒューズ線が蒸発すると、ばねブレーキを開放し、刃を停止させる。

鋸刃は通常1000分の3秒で停止する。

このような、残酷な手や指を欠損する事故を防ぐ安全性を追求したマシンも木工機械メーカーはロイヤリティなどの問題などでなかなか採用できないでいる。法的にこういう安全装置がない機械は販売を規制するとか、補助をするなどの方策を急がねば犠牲者はなくならない。技術がないのではなく、人身を守る制度がない、ということかと。

詳しくはSawStop社のHPをどうぞ

http://www.sawstop.com/index.htm