更新日 2019/08/05

 

  木彫 その一

 

    人生も70歳を越えて、そろそろ自分のために好きなことを終(つい)の趣味として楽しもうかと、

   平成30年、この春から文化センター「木彫」教室に通い始めました。

   幼少時代の教材「彫刻刀」で版画などを製作するも本格的な道具もなく、この際少し揃えようと

   いうのもあってわざわざカルチャースクールに足を運んでいるしだい。

 

木彫教室での最初の作品

 

一応完成品です。

配色には不満ですが。

CIMG6999.JPG (196683 バイト) CIMG7004.JPG (222024 バイト)  

  まずは材料の購入から

 

 

特に制作のテーマはなく、まずは材料の手配をお願いし、それから何が作れるかという手順。

賀状の版画ハガキサイズの「朴木」がほとんどで、あとはまな板の材料を利用したりと。

今回は受講生が多く利用するシナの木を先生に選定して頂いた。何せ初級の生徒にて。

 デザインとそのコンセプト

初孫「心羽」君に奉げる    Are you ready?

 

孫が2018年1月に生まれたので、その名前の組木を彫りたいと思っていたことと、「心羽(こはね)」の心はハート、羽は「天使の羽」を飾ろうということで。制作中に爺からのメッセージもいれてはと

追加のアイデアが。写真の額としての利用も追加のアイデアです。

 
 

制作プロセス

     
  fig01.jpg (403492 バイト) CIMG6947.JPG (181226 バイト)

CIMG6952.JPG (189708 バイト)

 
  角ばった板にて、画台の部分も下部から取る効率デザイン?

自宅で電動糸鋸で輪郭を切り出し。26mmにて一苦労。3度の角度つけての切り出し。

 
  CIMG6968.JPG (132013 バイト) CIMG6967.JPG (179575 バイト) CIMG6973.JPG (177849 バイト)  
 

左の1ピースのみ複製として制作して文字の

輪郭を糸鋸で切り出す。外枠もクローズなの

で苦肉の策。背面板にホットメルトで仮止め

してエッジ加工。

 まずは荒削り。レリーフと違って厚みがあっ て意外とリボン部分に苦労する。途中から

 変更した。

天使の羽のディティルのみ残して全体のイメージ確認。部分的に飛び出した状態も立体的で意外と美的。

 
 

CIMG6975.JPG (163564 バイト) CIMG6982.JPG (204904 バイト)  
 

天使の羽のイメージ画像

鉛筆で補助線書きながら検討、彫ってからの変更が出来ないので慎重に。 何とか羽らしく。自己満足です。  
 

彩色

     
  CIMG6990.JPG (186679 バイト)  
 

木工用彩色のイメージ

デジカメ写真にフォトショップで配色のイメージを検討する。パステルカラーに仕上げようと思うも手持ちのペイントがなく。

先生の勧めで日本画用のペイントを少量買うも残念ながら。

マスキングしながらのペイント、コの字形状のパーツが水分で反って枠に入らなくなり、慌てて強制的にはめながら乾燥させる。ポスターカラーを使ったので透明感は出せず、木彫のよさがでない。  
 

仕上げは木工用ニスで

CIMG6993.JPG (169812 バイト) CIMG7003.JPG (211656 バイト)  
  まずは裏面から軽くコーティング。

まずはパーツの仕上げ。見えない部分は手抜きです。

 
  CIMG7005.JPG (150879 バイト) CIMG6994.JPG (184735 バイト) CIMG7001.JPG (195543 バイト)  
  透明感のある色に仕上げたかったもの。 組木と写真用額として、写真も用意。

背面/古い額縁から止め具を拝借。

 
 

雑感

     
 

26mmのシナ材、ムク材なのと年齢的に集中力なく、ペンだこも出来て彫刻ではきついものがあり。

台座にコメントAmbitious/大志を抱け/の予定を、どんな時にも「準備は出来ているかい?」に変更、

自分の名前に誇りを持って生きて欲しいとの願いです。

ムク材なので塗装は控えたかったが幼児時代の遊び道具と、常に原点に戻って元気に生きて欲しい

そんな願いを込めて。

 

 
木彫のイロハへ 3度の角度切りしたがもう少し大胆でも良かったかなと。ハートラインは逆の角度切りがあだ。

ではまた!!