更新日 2018/01/22

 

 

篆刻のコーナー

   最近は年賀状への掲載がほとんどで、朱印のもつ明るさが年賀を飾る、というだけの目的で制作、押印しています。

    アートとは無縁ですが、多少はこれも篆刻かな、という思いでやっています。

 
  大泉さんの作品のご紹介/2017年11月23日 本格的な作品です  
 

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右端が作者 他ギャラリーです。

 
 

 

                                                                 2015年9月制作

 篆刻の世界を覗き見て

 

2014年春から半年ほどてん刻の教室に通いました。

月二回でしたが参考書も使いながら、篆刻というアートの世界があることは判りました。ただ、漢字文字の歴史を正確に再現する

科学的なものでなく、あくまでも制作者が文字の意味や古代文字の変遷を理解しながら力強さや美的な線、文字の空間構成などに

変化を付けながらアートとして楽しむ、というもののようです。

自分は中国の古典に魅力を感じず、人に見て頂くのに読み取れる範囲を超える、というのは抵抗があります。

大泉さんが出展した「日本篆刻家協会北海道展」の写真です。75mm角の石に彫ったものが一般的な展示サイズのようですが。

    ネット上の「篆刻の世界」    
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  まずは篆刻に必要な最低限の道具を購入。そのほかに辞書がないと始まりません。あわせて2万円程度  

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  初めての作品  

先生の印稿を転写用「雁皮紙(がんぴし)」に朱墨で書き、黒墨を塗った印材に

写し取り、印刀で彫っていきます。初めは木彫と勝手が違い、滑ったり欠けたりして思うようにコントロールできません。 

まずは25mm角の印材を使って、綾野雅号印(基本は白文)と吏司印

 

 

大変参考になったハンドブックです。

  模刻/作品をまねて彫る  
     
  原稿に雁皮紙を載せて朱隅で筆書き 印材に黒墨を塗って貼り重ねる。墨が固まると朱文字が転写される。  
 

先生からの模刻課題

 
   
 

小生の作品 押印の出来栄えまで批評される

 
   
   
   
  四字熟語に挑戦 少し大きめの印材50mm角を使って、師の印稿を写して掘り込み。補刀していただく。  
     

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    友人へのプレゼントとして制作/師の印稿、補刀して頂いて右が完成    
     
    布字を自分流に印稿を作るも、師にて印稿制作、補刀、となる。 ・・・釣り人の意  太公望は引首印として我流制作  
 

 

 
    唯我独尊 我流で製作開始  
 

 

能正郁子さんの写真を、フィルム転写で彫ったもの。石に異物あり、うまくまとまらなかったが、特徴は出せたと思っている。師はいいね、と。

肖象印といわれる。封筒の口に押される封緘印としても利用していただければと。

「作田イズム」

 信念の作田君へプレゼント

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「修子」

 横浜の友達へ

 
    唯我独尊 我流で篆刻を楽しむ    
   
 

綾野亭を箸の袋に押印/正月の気分を味わう。   右のQRコードは「綾野」綾野亭までは彫れなかったが、印刀の技巧には役立った。

年賀状にも利用可能なレベルにはなったかなと、勝手に自賛。

 

 

展示会に出展するにはもう少し切磋琢磨が必要だが、時間が惜しいし、あまり興味がない。

新しい「篆刻の発展形」を探したい。立体粘土文字も篆刻字林を座右にしてやってみたいとは思っている。

ではまた!!