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*** 2016年の賀状です *** |
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2016年、平成28年の新年もよろしくお願い致します。
今年は昨年に続き、老骨にムチ打っての「版画」です。
・・・・今回も少し篆刻を習ったのでそのイメージで飾って賀状らしくと・・・・・
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「孫悟空版おさるのかごや」ですが、運んでいるのは「桃太郎」の桃で、その後桃太郎が生まれるのではないか、いやひょっとして孫悟空のせいで桃太郎は生まれなかったかも。
わけありでキジが見ている、というさまです。 筋斗雲(きんとうん)は賀正/ 一番小さい子羊は時計の箱に隠れて難を逃れ。 小田原提灯/ おさるのかごや歌詞から 桃太郎/ かごやが運んでいるのは桃太郎が生まれるはずの 桃、です。 右隅の「雉(きじ)」はその桃太郎の誕生を予測し て見つめているという例の鬼退治に参加した勇士。
手前の雑木は「2016年元旦」で、雉の胸の色と兼用です。
もう一枚
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版画始末記
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今回は頑張って6色でまとめました。「篆刻」も2回の押印、体力的にも限界でした。
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薄いピンクから始まって何度かの重ねズレを確認しながら。 |
最後に墨版を重ねてようやく画になります。
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制作、利用した版木の容姿。ハガキサイズの版木なので「当り」を作れず重ねに苦労します。 |
ようやくてん刻印を押します。正規の因泥は渇きが悪いのでスタンプインクです。
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篆刻の解説
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昨年の石を使ったのですが、やはり質が悪く思うように彫れない曲者でした。
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筋斗雲/賀正の文字は、篆刻文字をやめて綾野流の崩し文字に。
涙枯れても/昨年同様に、苦労されて生きている方々へのエール(応援歌)、鎮魂です。
光風動春/(こうふうどうしゅん)
雨後の晴天に吹く風が春めいて /春の詩です。
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光文字から光線が飛んでいるように彫ったのですが全然伝わりませんでした。
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参考資料
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小田原ちょうちん
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お猿のかごや
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桃太郎の原型は判りません。
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雉の画像
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小田原提灯の一部を出したもののお猿の篭屋から連想してくれる人はいるのかしらん。
孫悟空の篭屋は理解しても、桃太郎までも連想する人は「洞察力のある人」、なんて。
想いは「涙枯れても」、に。
申年の年賀のイメージと綾野流版画で正月のポエムになってくれればと。
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次回に乞うご期待!! |
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